英中銀、今週は行動せずか-債券利回りがコロナ前水準回復でも


ブルームバーグ): イングランド銀行(英中央銀行)は11日の政策発表で、欧州中央銀行(ECB)など債券利回り上昇を積極的に抑えようとする中銀と一線を画す見込みだ。
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. ECBは先週、債券購入ペースを加速させると発表したが、イングランド銀はペースを変えない見込み。10年物英国債利回りは新型コロナウイルス流行前の水準を回復したが、中銀は大きな問題とはみていない。
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. ECBは債券利回り上昇が、既に遅れているユーロ圏の回復への脅威だととらえるが、ベイリー総裁をはじめ英中銀当局者らは景気回復への楽観を反映したものだと考えている。
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. ベイリー英中銀総裁、市場金利上昇は景気への楽観を反映
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. スタンダード銀行のG10戦略責任者、スティーブン・バロー氏は、「デフレ圧力はユーロ圏の方が英国や米国よりもはるかに深く根付いているようだ。ECBが利回り上昇をより心配するのは理解できる」と話した。
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. 一方、ベイリー総裁は英国のインフレ率が中銀目標の2%以内になると予想している。総裁はイタリア紙ソレ24オレとのインタビューで、新型コロナ対策の政府支出の結果インフレ率が目先「急上昇」すると見込まれるものの、目標レンジにとどまるとの見通しを示した。
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. 一時帰休労働者向け支援策の終了に伴う失業増加が、インフレ加速の影響を打ち消すだろうとも述べた。
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. イングランド銀の政策金利は過去最低の0. 1%となっており、今年の債券購入1500億ポンド(約22兆7000億円)が焦点になる。週44億ポンド程度の現在のペースを金融政策委員会(MPC)は維持すると見込まれるが、増やす、もしくは減らすシグナルがあるかどうかエコノミストらは注視している。

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