リゾート婚の最大手「ワタベウェディング」が私的整理へ コロナで需要�


婚礼大手のワタベウェディング(京都市上京区)が、私的整理の一種「事業再生ADR」の申請に向けて、19日開催の取締役会で協議することが分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で婚礼需要が激減し、昨年末時点で8億円の債務超過に陥っていた。取引銀行の支援を受けながら事業を継続する方針という。
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.  事業再生ADRは、経営が行き詰まった企業に対し、裁判所ではなく、国が認めた第三者機関が貸し手の金融機関と借り手の企業の利害を調整し、経営再建の計画案をまとめる。
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.  同社は米ハワイや沖縄などでの「リゾート婚」を企画販売する国内最大手。だが、コロナ禍の直撃で昨春以降に挙式の中止や延期が続出し、海外では挙式が開催できなくなっている。
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.  同社が運営する老舗婚礼式場「ホテル雅叙園東京」(東京)などでの国内挙式は昨夏以降に復調したものの、冬の感染「第3波」で再び低迷。2020年12月期の連結売上高は196億円と前年同期間に比べ6割減となり、最終損益は117億円の赤字に転落した。
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.  急速な経営環境の悪化で126人の希望退職を実施し、国内外の販売店や営業所など30拠点を閉鎖した。コロナ禍で婚礼スタイルも変わりつつある中、取引銀行に支援を求め、ビジネスモデルの変革など抜本的な再建を進める必要があるとみられる。
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.  同社は、1953年に京都市上京区で貸し衣装店として創業。70年代からハワイに拠点を設け、海外挙式ブームをけん引した。昨年末の従業員は647人。

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